Doconcrea(ドゥコンクリエ)https://doconcrea.comコンテンツ作りを楽しんでみませんか?Sat, 21 Aug 2021 23:59:28 +0000jahourly1「新聞の作り方」講座 第4回 新聞記事の書き方を知るhttps://doconcrea.com/%e3%80%8c%e6%96%b0%e8%81%9e%e3%81%ae%e4%bd%9c%e3%82%8a%e6%96%b9%e3%80%8d%e8%ac%9b%e5%ba%a7-%e7%ac%ac%ef%bc%94%e5%9b%9e%e3%80%80%e6%96%b0%e8%81%9e%e8%a8%98%e4%ba%8b%e3%81%ae%e6%9b%b8%e3%81%8d%e6%96%b9/Sat, 21 Aug 2021 23:59:28 +0000https://doconcrea.com/?p=1010

取材の後は、原稿の執筆です。新聞記事の書き方には一定のスタイルがあります。大手の新聞社には大勢の記者がいます。書き手によって文体が大きく違ってしまうと、新聞の品質が一定しないからです。 誰が書いても、読みやすい記事にする ... ]]>

取材の後は、原稿の執筆です。新聞記事の書き方には一定のスタイルがあります。大手の新聞社には大勢の記者がいます。書き手によって文体が大きく違ってしまうと、新聞の品質が一定しないからです。

誰が書いても、読みやすい記事にするために、記者はハンドブックに書かれたルールに従って、記事を書きます。一方、学校の授業で新聞を作る場合は、あまり文体や表現方法にこだわる必要はありません。

大事なことは、正しい日本語で、読みやすい文章を書くことです。先生の指導に従って、取材してきた事柄について記事を書いてみましょう。参考までに、新聞記事の書き方や新聞記者が気を付けている記事を書く際の決まり事を紹介します

新聞記事の書き方

「5W1H」を意識する

新聞記事を書くときは、「5W1H」の6要素に気を配ります。

6要素とは
  1. Who(だれが)」
  2. When(いつ)」
  3. Where(どこで)」
  4. What(なにを)」
  5. How(どのように)」

この6要素のうち、何が最もニュース性が高いのかについては、ケース・バイ・ケースです。また、全ての記事に6要素を含める必要はありません。大切な要素を中心に記事を組み立てていきます。

また、新聞記事は「です・ます」調ではなく、「だ・である」調で書きます。

A中学校の卒業式が3月10日、○○県△△市□□の同校体育館で開かれた。式の冒頭で、〇山△子校長が「新型コロナウイルスの感染拡大という難しい状況の中で、卒業生は自ら考え、行動する力を身に付けた。それは、世の中が大きく変わっていく中で、力強く生き抜くための役に立つ力である」とあいさつした。

上記の原稿では、それぞれの要素が、「5W1H」と、1対1で対応しているわけではありません。
「When(いつ)」=3月10日
「Where(どこで)」=○○県△△市□□の同校体育館
「What(なにを)(なにが)」=A中学校卒業式
「Who(誰が)」=〇山△子校長
「How(どのように)」=あいさつで、卒業生の頑張りを称えた
「Why(なぜ)」=記述なし

読む人に、何を知らせるべきなのかを考えながら、原稿を書くことが大事です。見たことすべてを書くわけにはいきませんので、何を書き、何を書かないのかを取捨選択する作業が求められるわけです。

「逆三角形」に書く

新聞記事では、結論や伝えたいポイントを先に書く「逆三角形」型の文章が多用されています。記事は通常、リード文(前文)と本文とに分けて書きます。リード文には、その記事で伝えたいことを要約します。

そして、本文には、経過的に重要なこと、説明的なことを書いていきます。リード文はできるだけコンパクトに書きます。リード文を読むと、記事の内容が分かり、見出しも取れるようにします。

本文では、記事の内容を詳しくしたり、補足したり、説明を加えます。こうしたスタイルを踏襲する理由は、読み手が記事を順に読み進めることで、大事なポイントが自然に頭に入りやすいようにするためです。

また、新聞の編集作業を進めている間にも、新しいニュースは発生します。トップ記事を入れ替えた場合、その前にトップにしていた記事は短く編集する必要があります。逆三角形型で、段落ごとにまとまった内容にしておくことで、素早く編集することが可能になります。

文章を書くときの注意点

なるべく短文で書く

記事はなるべく、100字から150字程度で改行し、一つの段落にする。一文も、なるべく短くする。一つの文のなかに、あれもこれも盛り込もうとするよりも、一文で区切って、重ねるように書来ます。

卒業式では、PTAの△川□夫会長が「先生方の愛情深い指導に感謝する」とあいさつし、〇山△子校長が「みなさんの未来は希望にあふれている」と激励した後、卒業生代表の山△則〇さんが「A中学で学んだことを忘れずに、それぞれの進路で頑張っていきたい」と決意の言葉を述べた。

卒業式では、PTAの△川□夫会長が「先生方の愛情深い指導に感謝する」とあいさつした。続いて、〇山△子校長が「みなさんの未来は希望にあふれている」と激励した。
これに対し、卒業生代表の山△則〇さんが「A中学で学んだことを忘れずに、それぞれの進路で頑張っていきたい」と決意の言葉を述べた。

文章を簡潔に書く

文章を簡潔にして、読み手の誤解を招かないようにします。そのために、主語と述語の関係をはっきりさせ、どちらかが脱落しないようにします。

主語と述語の距離を短くし、1文に複数の主語、述語を盛り込まないように注意します。長すぎる修飾語は避け、形容詞や副詞は被修飾語の直前にもってくるようにして、関係性をはっきりさせます。

まとめ

一般紙の新聞記事は、中学生が無理なく読めるように、平易な言葉遣いで書かれています。学校の授業などで、新聞記事を書く場合も、一般紙の記事の書き方は参考になるはずです。

自分が書こうとしている記事と類似した新聞記事を探して、参考にするのも手です。ただ、授業などで新聞を作る場合は、新聞記事の書き方と全く同じようにする必要はありません。

要は、読む人たちに伝わりやすいかどうかが肝心なのです。学校の先生の指導に従って、書きたい記事を書いてみましょう。

]]>
「新聞の作り方」講座 第3回 取材の基本は見る、聞く、調べるhttps://doconcrea.com/%e3%80%8c%e6%96%b0%e8%81%9e%e3%81%ae%e4%bd%9c%e3%82%8a%e6%96%b9%e3%80%8d%e8%ac%9b%e5%ba%a7-%e7%ac%ac%ef%bc%93%e5%9b%9e%e3%80%80%e5%8f%96%e6%9d%90%e3%81%ae%e5%9f%ba%e6%9c%ac%e3%81%af%e8%a6%8b%e3%82%8b/Thu, 19 Aug 2021 03:43:26 +0000https://doconcrea.com/?p=995

新聞作りで、最も大事な作業の一つが、取材です。「このような原稿を書こう」と事前に描いていたプランがあっても、実際に取材をしてみたら、違う事実を発見したり、違った考え方、別の角度からのものの見方ができることもあります。真摯 ... ]]>

新聞作りで、最も大事な作業の一つが、取材です。「このような原稿を書こう」と事前に描いていたプランがあっても、実際に取材をしてみたら、違う事実を発見したり、違った考え方、別の角度からのものの見方ができることもあります。真摯に取材対象と向き合うことは、良い新聞を作るためにはたいへん重要です。

現場取材「5W1Hや印象に残る場面を記録する」

現場取材は、新聞作りの基本です。出来事が起こっている場所に出向き、自分で見て、聞いて、その出来事を記録します。骨格となる記事(本記)を書くために必要な5W1Hを確認し、忘れないようにメモします。

また、その出来事を臨場感ある文章で伝える場面記事、または、その出来事の背景や理由などを伝える解説記事などのサイド記事(本記と合わせて読ませる物語性のある記事)を書けるように、目の前の情景や人々の動き、表情などもメモします。

例えば、学校内では、卒業式や入学式、体育祭などの行事を取材することがあります。行事の日時、場所などのスケジュールはあらかじめ、押さえておきましょう。

さらに、イベントの目玉の場面、校長や生徒代表のあいさつの言葉などもメモしておきます。プログラムや、あいさつの全文などの資料が事前に手に入るなら、携帯しておくと便利です。

現場取材では、写真撮影も行います。イベントの主催者などに、あらかじめ許可を得ておくといいでしょう。その場合、腕章などを受け取り、主催者の指示に従って、許可されている場所で撮影します。

特別に許可を得ることができなかった場合は、イベント開催の迷惑にならないように撮影します。印象に残る場面を撮影できればベターですが、少なくとも1枚は、それ1枚でそのイベントの特徴がわかる全景写真(○○中学校卒業式などの横断幕があるような写真)を押さえておきます。

人物へのインタビュー取材

人物へのインタビューも、新聞作りのためには大切な取材です。インタビュー取材に慣れている人はそう多くありません。インタビューを申し込まれると、何を聞かれるのか、どう答えればいいのか不安になるのが普通です。

インタビュー相手には、「どういう記事を書こうとしているのか」を説明し、あらかじめ、具体的な質問項目を渡しておくと、当日のインタビュー取材がスムーズに進みます。

例えば、A中学校の卒業生で、ユーチューバーとして活躍しているマーベル鈴木さんに「かがやくA中魂」のコーナーに登場してもらうという企画があるとします。その場合、鈴木さんには、アポイントを取る前に取材依頼書を送ります。

取材依頼書のサンプル
マーベル鈴木様

A中学新聞部

拝啓

さて、A中学新聞部では学校新聞を発行しており、卒業生の皆さまのご活躍を紹介する「かがやくA中魂」を連載しています。

つきましては、マーベル鈴木様に〇年秋号の同コーナーにご登場いただきたく、ご連絡を差し上げました。

具体的な質問事項は以下の通りです。ご多忙の中大変恐れ入りますが、何卒ご検討の程よろしくお願い致します。

    1. 中学時代の思い出
    2. ユーチューバーになろうとおもったのはいつか、また、そのきっかけがあれば教えてください
    3. ユーチューバーの仕事でやりがいを感じる時、また、辛いと感じる時はどんな時ですか
    4. 将来の夢について
    5. 在校生にメッセージを

敬具

図書館やインターネットでリサーチする

書こうとしている記事の参考になる本や新聞記事などを探すには、図書館が便利です。さまざまなカテゴリーの本や雑誌などの資料を検索し、図書館内で閲覧したり、場合によっては借りることができます。

図書館内に目当ての本がないときでも、同じ自治体の図書館から取り寄せられるサービスもあります。また、一般紙や経済紙などの新聞は、過去の記事に遡って調べることも可能です。

また、インターネットを使ったリサーチも便利です。中央省庁や地方自治体、業界団体、各企業などのホームページを探すと、さまざまな領域のデータや調査結果、会議記録などを活用することができます。

記者と言えば、現場取材やインタビュー取材が花形の仕事のように見えますが、実際はリサーチする力も重要です。知りたいことがあるたびに、面倒くさがらずに調べる癖をつけておくと、いざというときに、どういった情報がどこを探せば見つかるのかがわかるようになります。

こうした調査力は、記者だけでなく、さまざまな分野で役に立ちます。

まとめ

取材力を付けるコツは、面倒くさがらないことです。面倒くさがらずに、現場に行って自分の目で確かめる、面倒くさがらずに人に聞く、面倒くさがらずに自分で調べる、ということを地道に繰り返すことが大事です。

今はインターネットが発達し、現場に行かなくても、自分の目で見なくても、さまざまなことが分かります。しかし、ネットで調べた知識と、自分で実際に体験してみるのとでは、大きく違っている場合もあります。面倒くさがらずに、現場に行く余裕があるなら、足を運ぶことをお勧めします。

一方で、インターネットが発達したおかげで、今まではお金や時間をかけなければ行けなかった場所のことを、手軽に知ることができるようになりました。「遠い場所の出来事だから、わからなくてもいいや」とあきらめてしまうのではなく、インターネットで調べるという習慣をつけることが大事です。

ただ、インターネットにはさまざまな情報があふれていて、中には不正確な情報もあります。信頼できる情報なのかを見極める力も重要です。

インタビュー取材でも、これまでは対面でしかできませんでしたが、最近はオンラインによるインタビュー取材も主流です。電話取材と違って、相手の表情や資料を使いながらの説明なども容易にできます。面倒くさがらずに、まずはトライしましょう。

]]>
「新聞の作り方」講座 第2回 編集会議で話し合うことhttps://doconcrea.com/%e3%80%8c%e6%96%b0%e8%81%9e%e3%82%92%e4%bd%9c%e3%82%8d%e3%81%86%e3%80%8d%e8%ac%9b%e5%ba%a7-%e7%ac%ac%ef%bc%92%e5%9b%9e%e3%80%80%e7%b7%a8%e9%9b%86%e4%bc%9a%e8%ad%b0%e3%81%a7%e8%a9%b1%e3%81%97%e5%90%88/Tue, 17 Aug 2021 05:20:21 +0000https://doconcrea.com/?p=984

新聞作りを学ぶことは、表現力やコミュニケーション力を養うことにもつながります。新聞作りで必要なことは、その新聞の特徴を知り、どのような領域に関する記事を載せるのかを把握することです。 そして、その範囲の中で、自分たちは何 ... ]]>

新聞作りを学ぶことは、表現力やコミュニケーション力を養うことにもつながります。新聞作りで必要なことは、その新聞の特徴を知り、どのような領域に関する記事を載せるのかを把握することです。

そして、その範囲の中で、自分たちは何を伝えたいのかを話し合い、決めることです。学校で新聞を作るケースを想定し、編集会議の様子をのぞいてみましょう。

編集会議のやり方を決める

新聞社は、会社ですので組織があり、人事があります。取材をしたり、記事を書く組織のことを編集局と言います。その中に、社会部や政治部、経済部、運動部、文化部などカテゴリーごとに部門があります。

編集会議は各部の代表者が出席し、記事の予定説明し、最終的に編集長が1面トップ記事などを決めていきます。

学校新聞は、新聞部などの専門に活動している部活動のグループがあり、学校の出来事に関する記事を書いていきます。

今回は、クラスの授業の中で、グループに分かれて新聞を作るという想定で編集会議を開きます。1グループ5人程度に分かれ、5人の記者が取材し、1ページ分(1面)の記事を書きます。

編集会議は、さまざまなやり方があっていいと思いますが、今回は、5人の中から編集長役を決めます。そして、残り4人の記者(編集長も記者として発表する)が、どのような記事を書きたいのかを説明します。

そして、どの記者が出した案を1面トップにするか、2番手の記事にするか、などを選びます。この時、多数決にするのか、編集長に一任するのかなど、決定の方法をあらかじめ決めておくといいでしょう。

編集会議を始める前に

編集会議の前に、この授業で作る新聞が、どのような新聞であるのか、そのテーマについて確認しておきます。新聞には一般紙や業界紙、団体の機関紙など、さまざまな種類があり、それぞれの目的のために新聞を発行しています。

一般紙は世の中の出来事を幅広く取り扱いますが、業界紙は特定の産業の中での出来事を中心に紙面を作ります。例えば、自動車業界の専門誌であれば、自動車業界のニュースを中心に扱うので、アパレル業界で起こったニュースがどんな大きなニュースであっても、取り扱わないケースがほとんどです。

今回の授業で行う新聞作りでは、それぞれのグループごとに、どのような新聞にするのかを決めます。記事として扱う領域と、扱わない領域について、話し合って決めます。

例えば、地球環境問題をテーマに選んだ場合、ゴミのリサイクルや省エネルギーの取り組みなどについては扱いますが、インターネット上での人権問題といった関係の薄い領域は、記者が興味を持っていたとしても、扱いません。

修学旅行で訪れる地域のことについて紹介する新聞にする場合は、他の地域の紹介記事は扱わないようにします。

ただ、授業の目的は、新聞を作ることであり、新聞を通じて表現力を高めることに絞るのであれば、あえてテーマを絞る必要はありません。それぞれの記者が書きたい記事を書いて、説得力のある記事から大きく載せていくのもいいでしょう。

一方、記者として、書いてはいけないこと、やってはいけないことについても確認しておきます。新聞社でも、記者の行動指針などを定めていて、不偏不党や、人権の尊重などは、守らなければならない基本です。クラスの新聞でも、特定の人を傷つけるような記事は決して書かないことを確認します。

記者のプレゼンテーション

次に、それぞれの記者が自分の記事案についてプレゼンテーションします。記事のテーマを示し、どのような内容になるのか、取材の方法、その記事によって何を訴えたいのか、について説明します。

例えば、Aさんの記事案です。

記事テーマ「レジ袋が有料化になった理由」
  1. 内容
    「レジ袋が有料になった背景には、プラスチックバックの海洋投棄の問題があります。生態系への影響や海洋汚染などの影響を紹介し、レジ袋有料化によって、これらの課題が解決できるのかどうかを考えます」
  2. 取材方法
    「図書館の書籍や新聞、インターネットのウェブサイト(環境庁、自治体の広報誌など)
  3. 訴えたいこと
    「一人ひとりの環境保護への意識を高める必要がある」

1面の計画表をつくる

全ての記者がプレゼンテーションを終えたら、紙面の計画表をつくります。どの記事をトップ記事にするのか、原稿のほかに、写真や表・グラフ・地図などの素材を入れるのか、などについて検討します。

編集会議の結果、記者全員にそれぞれの記事を書いてもらうのか、もしくは、プレゼンテーションの結果、1面トップに選ばれた記者が考えたテーマをもとに、解説記事や論説記事、グラフなどの素材の作成などを手分けして行うのかなどについては、指導する先生があらかじめ決めておくといいでしょう。

計画表のサンプルです。

2年B組きらぼしグループ きらぼし新聞の紙面計画表
  1. 1面トップ記事
    「レジ袋が有料化になった理由」
  2. 本記(骨格の記事)
    レジ袋減らし、青い海を守ろう 1000文字 写真
  3. 解説記事
    プラスチックバック投棄、生態系を壊す 800文字 生態系の図
  4. 論説記事
    ゴミの分別意識を高めよう 800文字

まとめ

記者になったつもりで、新聞作りを学ぶことによって、社会問題への関心が高まり、解決方法について考える意識を育てます。さらに、自分の考えをわかりやすく読み手に伝える能力も養うことができます。

編集会議では、自分が持っている問題意識やその表現方法について発表し、他の記者のプレゼンテーションにも耳を傾けます。このような議論への参加によって、考える力はより高まり、知識や問題意識も広がります。編集会議では、誰の記事をテーマに選ぶかの課程がうまくいかずに時間がかかってしまう場合も考えられます。

その時は、指導教官である先生が、助け船を出し、グループ内の記者の理解が深まるような運営を心がけることが大事です。

]]>
「新聞の作り方」講座 第1回 新聞ができるまでhttps://doconcrea.com/%e3%80%8c%e6%96%b0%e8%81%9e%e3%82%92%e4%bd%9c%e3%82%8d%e3%81%86%e3%80%8d%e8%ac%9b%e5%ba%a7-%e7%ac%ac%ef%bc%91%e5%9b%9e%e3%80%80%e6%96%b0%e8%81%9e%e3%81%8c%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b%e3%81%be%e3%81%a7/Mon, 16 Aug 2021 06:08:35 +0000https://doconcrea.com/?p=977

新聞は、世の中の出来事に関するニュースや論評を伝えるメディア(媒体)です。主に紙媒体ですが、最近はインターネットのニュースも増えています。紙媒体の新聞は、限られたスペースで必要な情報を詰め込んでいます。その編集技術を学ぶ ... ]]>

新聞は、世の中の出来事に関するニュースや論評を伝えるメディア(媒体)です。主に紙媒体ですが、最近はインターネットのニュースも増えています。紙媒体の新聞は、限られたスペースで必要な情報を詰め込んでいます。その編集技術を学ぶことが、学習に役立つことが指摘され、新聞が教育分野にも活用されています。新聞が持つさまざまな特徴と、編集技術を紹介します。

基礎を掴めば、学校新聞・PTA新聞・ミニコミ紙にも応用できる

新聞には、さまざまな種類があります。全国紙や地方紙などの一般紙のほか、経済紙や産業分野別の専門紙、業界紙などがあります。また、政党や労働組合、団体などの機関紙、大学・高等学校・中学校の学校新聞、地域住民向けのミニコミ紙などもあります。新聞休刊日を除き、毎日発行される日刊紙のほか、週刊、月刊、季刊など定期的に発行する新聞もあります。

それぞれ、特徴も作り方も違いますが、ここでは一般紙の作り方をベースに紹介しています。作業の本質は変わりませんので、学校新聞やPTA新聞、ミニコミ紙などにも応用できるはずです。

新聞作りの全体的な流れはこうです。

1
編集会議
どのような新聞を作るか話し合う
2
現場取材
見たこと聞いたことをメモする
3
取材終了後確認作業
事前の予想と違った場合は変更も
4
執筆作業
どんなタイプの原稿にするか、また、文字数を意識して
5
仮見出し
自分が言いたかったことを伝える
6
レイアウト
インパクトで勝負
7
校閲
間違いがないか入念にチェック

それでは流れに沿って詳しく見ていきましょう。

編集会議「どのような新聞を作るかを話し合おう」

新聞を作るには、まず編集会議を開きます。どのような出来事、人物を取材して、どれくらいの分量の記事を書くのかなどの方向性を決めます。その日の新聞のページ数、スペースを把握して、1面のトップ記事にはどの出来事、人物の取材記事を配置するのかについての大まかなレイアウトについても検討を付けます。

実際に取材をしてみて、ニュースバリュー(記事としての価値)が変わることもあるので、面白い記事が出てきたら、後でトップ記事を入れ替えることもあります。みんなで話し合うことが基本ですが、忙しくて集まれない場合は編集長が決めたものを伝えるだけの場合もあります。

現場取材「見たこと、聞いたことをメモする」

どのような取材を担当するかが決まったら、その出来事が起こっている場所を訪ね、実際に起こっている出来事を見たり、その出来事に出くわした人の話を聞くなどの取材活動をします。また、キーパーソンに会って、インタビューします。取材した様子は、紙にメモを取ったり、録音・録画するなどして、記事を書く時の資料にします。

また、現場の象徴的な場面や、インタビューした人物の写真を撮影します。撮影は、突然カメラのシャッターを切るのではなく、事前に許可を求めるのが礼儀です。取材に協力してもらった場合は、コメントを掲載する際に実名を出してもいいかどうかを確認します。

取材終了後の確認作業「事前の予想と違った場合は変更も」

取材が終わったら、それぞれの記者が取材した内容を整理し、トップ記事、二番手の記事などが、想定内だったのかどうかを確認します。実際に取材して、最初に想定していた内容と大きく違っていた場合、記事のニュースバリューの順番を入れ替えたり、追加の取材を行う必要がある場合もあります。

執筆作業「どんなタイプの原稿にするか、また、文字数を意識して」

いよいよ、記事を書く作業です。記事のタイプにはさまざまあります。「いつ(When)」、「どこで(Where)」、「誰が(Who)」、「何を(What)」、「なぜ(Why)」、「どのように(How)」などの「5W1H」の要素を書いていく記録型タイプの原稿と、「なぜそのような出来事が起こったのか」や、「どのようにすればよいのか」など、背景や理由を分析する解説型タイプの原稿などがあります。

人物のインタビュー記事も、質問とそれに対する答えで綴っていく一問一答タイプの原稿と、インタビューした人物が語る談話形式の原稿、人物が語った言葉を盛り込みながら伝えたい事柄を表現するタイプの原稿などがあります。

仮見出し「自分が言いたかったことを伝える」

原稿が書きあがった後は、仮見出しを考えます。仮見出しとは、見出しを付ける人(整理記者)が、原稿を書いた記者が何を伝えたいのかを理解しやすいようにするためのもので、原稿の先頭に付けます。

原稿を書く人と、見出しを付ける人が同じ場合は、仮見出しがそのまま見出しになることもあります。原稿を書き出す前に、仮見出しを考えるほうが、原稿がまとまりやすくなります。

レイアウト「インパクトで勝負」

原稿が書きあがったら、紙面のレイアウト(割付)を考えます。一般紙の新聞の1面には、題字(新聞の名前)があり、下段に広告が入っているものがあります。紙面として使えるのは、題字と広告を除いた部分です。

縦10文字から12文字程度の高さを1段とした「正段」で構成されていますが、「グリッド」を作って、横文字にしたり、字詰めをかえたりすることもできます。原稿、見出し、写真、図表などの「素材」を組み合わせて、読む人の興味を引き付けるようなレイアウトを考えます。

校閲「間違いがないか入念にチェック」

新聞が出来上がると、仮に印刷して、原稿や見出し、写真に間違いがないか「校閲」します。原稿を書き終えた段階でも、デスク(編集者)や校閲記者の目で字の間違いなどについてチェックが入る場合もあります。

第三者の目で確認してもらうと、自分で気づかなかった間違いや、思い込みによるミスを防ぐことができます。印刷した紙面でのチェックは、原稿を再度チェックすることだけではなく、見出しの誤字脱字、違う写真が入っていないかなども合わせてチェックします。第三者の目による確認は重要ですが、もっとも重要なのは、取材をした本人による確認です。

現場を見て、人物に会って、話を聞いたのは取材記者なので、何度も読み返して、ミスがないか確認することが重要になります。

まとめ

こうして出来上がった新聞が、読者の手元に届けられます。デジタル技術の発達で、新聞作りは便利になりましたが、新聞を作る主役は人間です。見たもの、聞いたこと、感じたことを、伝えたい人に伝える「新聞作りの技術」を学ぶことで、豊かな表現力を身に付けることができるはずです。

]]>
【伝わる文章講座】 同じ言葉を何度も繰り返すのは避けようhttps://doconcrea.com/%e3%80%90%e4%bc%9d%e3%82%8f%e3%82%8b%e6%96%87%e7%ab%a0%e8%ac%9b%e5%ba%a7%e3%80%91-%e5%90%8c%e3%81%98%e8%a8%80%e8%91%89%e3%82%92%e4%bd%95%e5%ba%a6%e3%82%82%e4%bd%bf%e3%81%86%e3%81%ae%e3%81%af%e9%81%bf/Tue, 11 May 2021 05:05:43 +0000https://doconcrea.com/?p=834

文章を書くときは、同じ言葉を何度も使うと、幼稚に見えてしまいます。2度目以降に出てくる単語を省略したり、同じ意味の別の単語で言い換えるなどの方法で重複を避けることができます。 主語の「私」が文章中に何度も出てきてしまう ... ]]>

文章を書くときは、同じ言葉を何度も使うと、幼稚に見えてしまいます。2度目以降に出てくる単語を省略したり、同じ意味の別の単語で言い換えるなどの方法で重複を避けることができます。

主語の「私」が文章中に何度も出てきてしまう

学校の宿題で出される作文や読書感想文などで、やってしまいがちなのが、「私」の乱用です。自分の体験や考え、感想などが文章のテーマなので、「私は思った」「私は経験した」などのフレーズを多用してしまいます。こうした場合は、なるべく、主語の「私」を書かずに表現するようにします。

例文1

私はアニメ映画「〇✕の逆襲」の原作本を読みました(1)。私がこの本を読もうと思った理由は、劇場で公開されたアニメ映画が大ヒットしたからです(2)。私は、映画はまだ見ていません(3)。友人は、先に原作本を読んでしまうと、ストーリーが分かってしまって、映画を見る楽しみが半減すると言います(4)。しかし、私は、本を読みながら、頭の中でイメージを膨らませることが好きなのです(5)。

この例文の中には、5つの文があり、そのうちの4文の主語は「私」で、1文の主語が「友人」です。同じ単語が主語として、何度も繰り返されると、文章がくどくなってしまいます。(1)の文の「私」があれば、(2)、(3)の「私」はなくても意味が通じます。(4)で「友人」が主語になり、(5)で再び「私」が主語に戻ります。

例えば、こんな感じで…

私はアニメ映画「〇✕の逆襲」の原作本を読みました。この本を読もうと思った理由は、劇場で公開されたアニメ映画が大ヒットしたからです。映画はまだ見ていません。友人は、先に原作本を読んでしまうと、ストーリーが分かってしまって、映画を見る楽しみが半減すると言います。しかし、私は、本を読みながら、頭の中でイメージを膨らませることが好きなのです。

または、4文の「私」がなくても、この文を書いている筆者である「私」の意見として、意味は通じます。

アニメ映画「〇✕の逆襲」の原作本を読みました。この本を読もうと思った理由は、劇場で公開されたアニメ映画が大ヒットしたからです。映画はまだ見ていません。友人は、先に原作本を読んでしまうと、ストーリーが分かってしまって、映画を見る楽しみが半減すると言います。しかし、本を読みながら、頭の中でイメージを膨らませることが好きなのです。

ボキャブラリーが乏しくて困った!語彙力を鍛えることが大事

同じ意味を表す言葉はたくさんあります。しかし、文章を書いていると、同じ言葉を使ってしまいがちです。外国語の文章でもそうですが、同じ言葉を立て続けに使った文章よりも、同じ意味を表す他の言葉を適切に使った文章のほうが好まれます。ふだんから語彙を増やしておくことが大事です。

文章を書いていて、適切な言葉が思い浮かばないときは、類義語の辞典などが役に立ちます。辞書を引いて、適切な言葉を探し、例文を参考にして、使い方が間違っていないかを確認することができます。

例文2

日本の経済力が低下しています。GDP(国内総生産)成長率は低下し、経済大国である米国や中国との差は開く一方です。企業の国際競争力も低下しています。株式の時価総額のランキングも低下しており、コンスタントに上位に入る日本企業は数えるほどになっています。

この場合、「低下」という言葉が4回出てきます。1段落に2回程度ならよくあることですが、4回は多すぎる印象があります。類語辞書を引いたり、インターネットのキーワード検索を利用するなどして、「低下」に代えて使うのに適切な言葉を選びます。

例えば、こんな感じで…

日本の経済力が落ち込んでいます。GDP(国内総生産)成長率は伸び悩み、経済大国である米国や中国との差は開く一方です。企業の国際競争力も凋落しています。株式の時価総額のランキングも低迷しており、コンスタントに上位に入る日本企業は数えるほどになっています。

例文3

環境保全への関心が高まっています。プラスチック製のレジ袋が環境を汚すことを防ぐため、レジ袋が有料化され、エコバックを持参する人が増えています。今後は、環境を悪化させるガソリン車ではなく、電気自動車や燃料電池車などのエコカーを選ぶ人も増えそうです。

この場合は、同じ「環境問題」を表す内容でも、それをさらに絞り込み、適切な言葉を探すことで、繰り返しを避けることができます。

レジ袋の有料化は、地球環境の中でも「海洋汚染」の問題に対処したものであり、ガソリン車は「大気汚染」や「地球温暖化」の問題に対処しようとするものです。

例えばこんな感じで…

地球環境保全への関心が高まっています。プラスチック製のレジ袋がを汚すことを防ぐため、レジ袋が有料化され、エコバックを持参する人が増えています。今後は、大気汚染を悪化させるガソリン車ではなく、電気自動車や燃料電池車などのエコカーを選ぶ人も増えそうです。

まとめ

より上品な文章を書くためには、たくさんの言葉を知っていることが大事です。日ごろから、言葉に関心を持ち、語彙を増やすようにすることが上達の早道です。それでも、文章を書くときに、適切な言葉が思い浮かばないことがあります。その時は、辞書を引いたり、インターネットで調べるなどのひと手間を加えるようにします。

]]>
【伝わる文章講座】 主語と述語の関係を明確にするhttps://doconcrea.com/%e3%80%90%e4%bc%9d%e3%82%8f%e3%82%8b%e6%96%87%e7%ab%a0%e8%ac%9b%e5%ba%a7%e3%80%91-%e4%b8%bb%e8%aa%9e%e3%81%a8%e8%bf%b0%e8%aa%9e%e3%81%ae%e9%96%a2%e4%bf%82%e3%82%92%e6%98%8e%e7%a2%ba%e3%81%ab%e3%81%99/Sun, 09 May 2021 08:39:11 +0000https://doconcrea.com/?p=829

主語と述語が「対」になっていると、文章は簡潔でわかりやすくなります。しかし、考えながら文章を書くと、主語と述語の距離が離れたり、述語があやふやになったりすることがあります。読み手に伝わりやすく、しかも、洗練されている文章 ... ]]>

主語と述語が「対」になっていると、文章は簡潔でわかりやすくなります。しかし、考えながら文章を書くと、主語と述語の距離が離れたり、述語があやふやになったりすることがあります。読み手に伝わりやすく、しかも、洗練されている文章を書くコツは、主語と述語の関係性を常に意識することです。

主語・述語は文章の枠組み

主語と述語は、文章の枠組みをかたちづくるものです。主語は「何が」「誰が」という文章の主体を示し、述語は「どうする」「どんなだ」など、主語の動作や状態などを表します。主語と述語の関係性を明確にすれば、読み手に伝わりやすい文章になります。

一方で、主語と述語の距離が離れてしまって、どれが主語かわかりにくくなっている場合や、書き手の思い込みだけで主語を省略してしまうと、読み手に文意が伝わらなくなってしまいます。

英文法を学ぶとき、主語(Subject)、動詞(Verb)、目的語(Object)、補語(Complement)を並べた5つの基本文型を習いました。英文を読むときに、その文が「S+V」「S+V+C」「S+V+O」「S+V+O+O」「S+V+O+C」のどのカタチなのかを見極めようとしました。

日本語を読むときも、無意識に主語(S)と述語(動詞、V)を探しているはずです。だから、主語と述語がスムーズに見つからないと、頭の中の理解しようという回路がストップしてしまうのです。

書き手としては、読み手が迷子にならないように、主語と述語の関係性をクリアにしておくことが大事です。

主語と述語の距離を近づける

主語と述語の関係を明確にするのは、主語と述語を近くに配置することが効果的です。

例文1

私は弟が劇場で見たアニメ映画「〇×の逆襲」は「ストーリーが単純だ」と言ったが、原作を知っているのでそう思わない。

この文章は複雑でわかりにくくなっています。その理由は、主語と述語の関係が明確ではないからです。

  1. 「ストーリーが単純だ」と言った
  2. そう思わない

この2つの述語に対応する主語が、「私」なのか「弟」なのかはっきりしないからです。主語と述語を近づけることで、主語・述語の関係を明確にします。

① の主語が「弟」で、②が「私」の場合

アニメ映画「〇×の逆襲」は、弟は「ストーリーが単純だ」と言ったが、私は原作を知っているのでそう思わない。

① の主語が「私」で、②が「弟」の場合

アニメ映画「〇×の逆襲」は、私は「ストーリーが単純だ」と言ったが、弟は原作を知っているのでそう思わない。

① ②の主語が「私」の場合

アニメ映画「〇×の逆襲」は、私は「ストーリーが単純だ」と言ったが、私は原作を知っているので(本心では)そう思わない。

① ②の主語が「弟」の場合

アニメ映画「〇×の逆襲」は、弟は「ストーリーが単純だ」と言ったが、弟は原作を知っているので(本心では)そう思わない。

主語・述語の関係を整理する

主語と述語の距離が近くても、一つの文の中に、主語と述語の関係が複数あると、文意を把握するのに時間がかかったり、誤解してしまうことがあります。文章を仕上げる時に、読み手の立場に立って、主語と述語の関係を整理することが大事です。

例文2

私の弟は、都心の劇場でアニメ映画「〇×の逆襲」を見て「ストーリーが単純だ」と感じたが、私は「〇×の逆襲」の原作本を以前に読んだことがあり、そうは思わなかった。

この文章のテーマは、弟と私の「〇×の逆襲」のストーリーに対する感想の対比です。文章のスタイルを整理して、2文に分けてみると、以下の通りになります。

アニメ映画の「〇×の逆襲」を見た弟の感想は、「ストーリーが単純」だった。これに対し、原作本を読んだ私は、そうは思わなかった。

テーマに従って表にしてみると以下の通りになります。

「〇×の逆襲」兄弟の感想

主語述語
アニメ映画「〇×の逆襲」を見た弟の感想ストーリーが単純だった
原作本「〇×の逆襲」を読んだ私の感想そうは思わなかった

こうすると、兄弟の感想の対比の構図がわかります。一方で、弟の「ストーリーが単純」という具体的な感想に対し、私は「そうは思わない」と弟の考えを否定しているだけで、具体性がないことに気付きます。私の感想を入れることで、この文章のテーマがぐっと際立つことになります。

まとめ

考えながら文章を書いていると、会話のように、まず、「私は」とか、「弟は」などのように主語を書きますが、述語は後回しになりがちです。考えながら書いた後で、主語と述語の関係を明確にしてあげる作業が大事になります。そのひと手間が、分かりやすい文章を書くコツであり、抜け落ちている部分や足りない部分を気付かせてくれることにもつながります。

]]>
【伝わる文章講座】言葉選びと並べ方のコツhttps://doconcrea.com/%e3%80%90%e4%bc%9d%e3%82%8f%e3%82%8b%e6%96%87%e7%ab%a0%e8%ac%9b%e5%ba%a7%e3%80%91%e8%a8%80%e8%91%89%e9%81%b8%e3%81%b3%e3%81%a8%e4%b8%a6%e3%81%b9%e6%96%b9%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%84/Mon, 18 Jan 2021 13:27:59 +0000https://doconcrea.com/?p=808

伝わる文章を書くためには、どの言葉を使うかの選択は極めて重要です。言葉選びは、読者とその言葉の意味を共有できるかどうかを考えます。また、文章の中で言葉を並べる際は、言葉と言葉の関係を明確にするように気を配ることが大事です ... ]]>

伝わる文章を書くためには、どの言葉を使うかの選択は極めて重要です。言葉選びは、読者とその言葉の意味を共有できるかどうかを考えます。また、文章の中で言葉を並べる際は、言葉と言葉の関係を明確にするように気を配ることが大事です。

何を伝えたいのかを明らかにするキーワード

文章を書く際に、最も大事な言葉選びは、その文章で何を伝えたいかのテーマを表す言葉です。ここで選んだ言葉を使った文(センテンス)が、その段落や文章全体の意味を一文で言い表す「トピックセンテンス」となります。

ここで選んだキーワードは、その段落、または文章全体で言いたいことを表す大事な言葉です。一つの単語で、多くの読者に意味を伝えることが難しいと考えられるときは、その言葉を説明する「枕詞」を付けると効果的です。

例文1

近年、夏のゲリラ豪雨や猛暑などの異常気象が頻発する原因のひとつに地球温暖化が指摘されています。このため、地球温暖化につながる温室効果ガスの排出をゼロにする「脱炭素社会」の実現が大きな課題です。

この文章のテーマを表す「一語」はどれかと問われると、「脱炭素社会」になります。脱炭素社会だけでは、何を指しているのか伝わりにくいと考えた場合、「地球温暖化につながる温室効果ガスの排出をゼロにする」という枕詞を付けます。枕詞は、文章の中におけるその言葉の定義のようなものです。

言葉と言葉の関係をはっきりさせる

複数の修飾語が同じ単語を修飾する場合は、他意を生まないような順序に並べることが大事です。誤解を生む可能性がある場合は、読点「、」を使うことによって、関係性を明白にすることができます。

例文2

海を修飾している以下の2つの文節を一つにつなげてみよう。

・青い海
・イルカが群れる海

① 青いイルカが群れる海
② イルカが群れる青い海

➁は問題なく読めますが、①の場合、「青い」の修飾語が近くの「イルカ」を形容していると勘違いされる恐れがあります。この場合は、「青い、イルカが群れる海」と読点を入れることで間違いを防ぐことができます。

演習1

次の2つの文を1つの文章で表してみよう。
・次世代のエネルギーとして期待されている水素
・二酸化炭素を排出しない水素

回答例
① 二酸化炭素を排出しない次世代のエネルギーとして期待されている水素
② 次世代のエネルギーとして期待されている、二酸化炭素を排出しない水素

➁の順序の場合、そのままつなげると次世代のエネルギーとして期待されているのが二酸化炭素であるとの誤解を招いてしまいます。このため、「次世代のエネルギーとして期待されている、二酸化炭素を排出しない水素」と読点を入れています。

言葉を並列させる場合の配慮

文章を作るために、言葉を並列させることがあります。この時にも、どの言葉を使うと効果的なのかに気を配ることが大事です。

演習2

次の説明文を参考にして、温室効果ガスが発生する具体例を挙げてみよう。

「生活に不可欠な電気などのエネルギーを作るには、大量の化石燃料が使われ、大量の二酸化炭素が排出されます。自動車はガソリンを燃焼させるので、二酸化炭素が発生します。テレビなど電化製品を使ったり、自動車で楽に移動できる社会の進展は、地球温暖化を加速させることにつながります」

回答例

① 温室効果ガスは、「テレビなどの電化製品の使用」「自動車などを使った移動」などの場面で発生します。
② 温室効果ガスは、「電気エネルギーの生成」や「自動車のガソリンの燃焼」などの場面で発生します。

説明文は「生成された電気エネルギーを使って、テレビなどの電化製品を使うことができます」「ガソリンの燃焼によって得られたエネルギーを使って、自動車などを使って移動することができます」という二つの要素があります。

「生成された電気エネルギー」と「ガソリンの燃焼によって得られたエネルギー」は地球温暖化を招く直接的な原因であり、「電化製品を使うこと」「自動車などを使って移動すること」は、地球温暖化の間接的な原因を示しています。

具体例を並列させる場合は、直接的原因同士を示すか、間接的原因同士を示すなどの規則性を持たせると説得力のある文章になります。

まとめ

伝わる文章を書くためには、言葉選びに十分に気を配る必要があります。頭の中で思いついた言葉に関し、他の言葉がないかどうか調べたり、言葉を並べた後でも、文章を読み直して、わかりやすい順序を再検討してみるひと手間が重要です。

]]>
【伝わる文章講座】新聞に学ぶ、リード文の書き方https://doconcrea.com/%e3%80%90%e4%bc%9d%e3%82%8f%e3%82%8b%e6%96%87%e7%ab%a0%e8%ac%9b%e5%ba%a7%e3%80%91%e6%96%b0%e8%81%9e%e3%81%ab%e5%ad%a6%e3%81%b6%e3%80%81%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%89%e6%96%87%e3%81%ae%e6%9b%b8%e3%81%8d/Mon, 11 Jan 2021 04:17:23 +0000https://doconcrea.com/?p=799

新聞記事は、短い時間で読んだだけで、何が書いてあるのかを理解できるような工夫が詰まっています。中でも、リード文(前文)は、それを読むと、記事のおおまかな内容が把握できるようになっています。 学校での作文やビジネス文章を作 ... ]]>

新聞記事は、短い時間で読んだだけで、何が書いてあるのかを理解できるような工夫が詰まっています。中でも、リード文(前文)は、それを読むと、記事のおおまかな内容が把握できるようになっています。

学校での作文やビジネス文章を作成するときも、自分の伝えたいことが、読者に素早く伝わるように書く技術は重要です。新聞のリード文の書き方を学ぶことで、さまざまな文章の作成に応用できるはずです。

リード文を読めば、ニュースが分かる

新聞記事のリード文は記事の最初の段落にあるため、前文とも言います。一読すると、記事に書かれているニュースの内容が分かるように書かれています。このため、記事の看板の役割を果たしている見出し(タイトル)も、リード文の中から言葉を拾って、付けられているケースが多いのです。

新聞の記事は、リード文に続き、本文があります。本文では、ニュースの内容を詳しく書いたり、その背景などについて説明を加えたりする役目を果たしています。リード文の中に盛り込まれているエッセンスについて具体的に書いたり、補足する役目を果たしているので、逆に言えば、リード文は本文を要約した文章でもあるのです。

ただ、新聞記事では、リード文と本文では、なるべく同じ内容の繰り返しになることを避けています。また、新聞記事は「逆三角形」スタイルになっていて、大事なものから順番に書かれています。

紙面のスペースやニュースバリューの変更などにより、記事が短く編集されることが多いからです。編集時間内にトップニュースが飛び込んで切ることは日常茶飯事などので、編集者が急に原稿を短くするときには、末尾の段落から削除していくほうがスムーズに編集できるという理由もあります。

記事の構成と、リード文・本文の役割を知る

リード文

大手自動車メーカーが相次いで国内での減産に踏み切っている。長期化する円高を背景に海外輸出が低迷しているためだ。A社、B社、C社とも国内工場で生産し、海外に輸出している中小型車の生産を減らす計画だ。

本文1

A社は、○○県の○○工場で小型車のXなどを計画比で月3000台の生産を減らす。円高ドル安の影響で、米国市場向けのXの価格が値上がりし、販売台数が前年同期比で20%落ち込んでいるのが理由だ。

本文2

また、B社も、円高ユーロ安を背景に欧州で人気の小型車Yの販売が不振で、△△県の△△工場のYの生産台数を1000台減らす。さらに、C社も円高を理由に、主力の中型車Zが欧米市場とアジア市場でも売れ行きが落ち込んでおり、□□県□□工場でのZの生産台数を500台減らす方針だ。

本文3

米連邦準備制度理事会(FRB)が昨年11月、大規模な追加緩和の実施を決めたことをきっかけに、外国為替市場では比較的安全資産とされる円が買われる傾向が強まり、円高が進んでいる。

 

リード文は、国内の大手自動車メーカーのうち、3社でみられる「中小型車の減産」という共通項を伝えています。その理由は「円高」で、共通しています。リード文を読むだけで、「国内自動車メーカー3社が円高を理由に中小型車を減産している」というニュースのエッセンスがわかります。

続いて、本文1にはA社の減産について内容を詳しく説明しています。具体的には、○○工場で1か月当たりの「X」の生産台数を3000台減らすということと、Xの米国市場での販売価格が、為替の変動により値上がりしているため、売れなくなっているという事情について述べています。

本文2は、B社とC社の減産を説明しています。減産幅はB社の「Y」が月産1000台、C社の「Z」が月産500台です。減産幅は、本文1で月産であることを示していますので、本文2では省いています。

本文3は、減産の共通する原因である「円高」がもたらされた背景についての分析を述べています。

例題 以下の取材メモを参考にして、リード文を使ってみよう。

食品スーパーAは、1月の月間売上高が前年同期比20%上昇した。同じく、食品スーパーBは1月の月間売上高が前年同期比15%上昇した。食品スーパーCは、1月の月間売上高が前年同期比10%上昇した。A、B、Cは首都圏を中心にチェーン展開している。
業績が伸びている背景には、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、緊急事態宣言が発令され、夜間の外食をする人が減り、家で調理したり、弁当や総菜などの中食が増えたことがあると指摘されている。

回答例

首都圏を中心にチェーン展開する食品スーパーの1月の売上高が急伸している。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために政府が緊急事態宣言を発令したことにより、外食から中食や内食へとシフトしているためだ。食品スーパーA、B、Cとも前年同期比で二桁の伸びを示している。

まとめ

新聞記事のリード文は、本文の内容を要約しています。一方、本文は、リード文で記述した内容について、具体的に説明したり、背景を分析したりしています。このため、リード文を書くことができれば、本文を書き下ろしていくことは比較的簡単です。

上記の回答例でいえば、本文は食品スーパーA、B、C社の具体的な業績向上の数字を並べていくほか、緊急事態宣言で夜間の外食が制限される反動で、弁当や総菜などの「中食」、家庭で作る「内食」が増えていることを述べます。

日ごろの新聞記事をよく読み、どのように書いているのかを知っておくと、ビジネスで使う文章や作文などにも活かすことができるはずです。

]]>
経済連携VS保護貿易主義 勝つのはどっち?https://doconcrea.com/%e7%b5%8c%e6%b8%88%e9%80%a3%e6%90%bavs%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e8%b2%bf%e6%98%93%e4%b8%bb%e7%be%a9%e3%80%80%e5%8b%9d%e3%81%a4%e3%81%ae%e3%81%af%e3%81%a9%e3%81%a3%e3%81%a1%ef%bc%9f/Tue, 07 Jan 2020 05:10:04 +0000https://doconcrea.com/?p=755

国境を越えて、商品や資金、人の流れをスムーズにし、複数の国で共同投資したりする協定を締結したり、共同体を設立したりする経済連携が進んでいます。その一方で、輸出入の統制と、関税政策を柱とする保護貿易主義が勢いを増しています ... ]]>

国境を越えて、商品や資金、人の流れをスムーズにし、複数の国で共同投資したりする協定を締結したり、共同体を設立したりする経済連携が進んでいます。その一方で、輸出入の統制と、関税政策を柱とする保護貿易主義が勢いを増しています。経済連携VS保護主義がしのぎを削る背景を探ってみましょう。

論点1 経済連携すると何がいいのか

経済連携を進めることによるメリットは、その対象の国や地域の消費者がショッピングする際の選択の幅が広がることです。

ワインを例に考えると、A国、B国、C国産のワインを高い関税で輸入していたD国が、A国、B国、C国と経済連携の協定を締結し、ワインにかかっていた関税が引き下げられたとします。

そうなると、D国の消費者にとっては、これまで手ごろな値段で買えた自国産のワインのほかにも、A国、B国、C国産のワインの価格が引き下がり、選択肢が増えることになります。

すると、これまでA国産のワインが好きだったけど、価格が高いので買い控えていた消費者のワインの消費量が増える可能性があります。つまり、関税の撤廃や低い税率への変更が実施されると、外国の製品やサービスが安く手に入るようになり、消費マインドが高まって、経済が活性化することが期待できるわけです。

【News Words(ニュースの言葉)】

世界の経済連携の動きの枠組みは、大きく分けて、自由貿易協定(FTA)と経済連携協定(EPA)の2つのタイプがあります。

自由貿易協定(FTA)
2カ国以上の国・地域が関税、輸入割当など貿易制限的な措置を、一定の期間内に撤廃・削減する協定です。締結国・地域間の自由貿易および投資拡大を目的として関税・非関税障壁を取り払います。北米自由貿易協定などの多国間協定と2国間協定とがあります。
経済連携協定(EPA)
FTAに加えて、投資、政府調達、知的財産権、人の移動、ビジネス環境整備など広範囲な取り組みを含む協定であり、締約国間の貿易・投資の拡大を目指す協定である。EPAは、FTAよりも、より広範な分野での協力体制となります。

論点2 自国の消費者のためになるのに、どうして保護主義に走るのか

経済連携をすれば、それらの国の消費者が幸せになるのに、どうして保護貿易主義に走る必要があるのでしょうか?

さきほどのワインの例でいうと、D国がA、B、C国と経済連携を結ぶことによって、D国の消費者はA国、B国、C国産のワインを購入する機会が増えます。しかし、その反面、D国産のワインを買う人が減る可能性が高くなります。

いままで、価格が安いからD国を買っていた人、近所の酒店にたくさん並んでいるD国産のワインを買っていた人、D国産のワインしか知らなかった人…。さまざまなD国産ワイン党の消費者たちの一定割合が、A、B、C国産ワインに流れてしまう可能性は十分に考えられます。

D国産ワインの製造会社は、経済連携を結んだA、B、C国などの消費者たちに買ってもらうことで、D国内での減少分を補ったり、減少分を上回ることができたならば、経済連携の恩恵を受けることができるわけです。

しかし、D国産ワイン会社が、海外での販売経験がなかったり、海外マーケティングを手掛ける人材やノウハウがなかったり、D国の労働者の給与が高いなどの理由で価格競争に勝つ自信がないなどの理由で、海外での競争にしり込みした場合、経済連携に対して「反対」の姿勢を取るはずです。

D国の政治家は、自国のワイン産業の多くが経済連携に反対するなら、保護貿易主義を選択することによって、自分たちへの支持を取り付けることが可能になります。経済連携は国境の壁を取り除くことによるメリットもありますが、連携する国々が同じルールになると、競争に負けてしまうケースが出てくるデメリットもあるのです。

論点3 経済連携は2国間か、多国間かでどう違う?

米国のトランプ政権は、自国の産業を保護する政策を前面に打ち出し、TPPなど多国間協定を脱退する一方で、相手国と個別に協議する2国間のFTAを積極的に進めています。

こうした貿易戦略の背景には、2国間による協定のほうが、自国に優位な条件で交渉を進めやすいという側面があります。多国間での交渉は、米国のような大国でも、民主的な合意を目指すと、少数になってしまい、妥協を強いられるリスクがあります。

多国間交渉は、多くの国が参加するので、人口規模、経済規模とも経済圏は大きくなり、高い経済効果が期待できます。しかし、得意な産業分野が違うさまざまな国が議論に参加することで、統一的なルールを決めるのに時間がかかってしまううえ、決めるために多くの妥協が必要とされ、中途半端なルールになってしまうリスクもあります。

日本をはじめ、各国の通商戦略では、「2国間」と「多国間」をうまく組み合わせ、より高い経済効果を狙っています。

欧州とアジアで経済連携に温度差

「ブレグジット」という言葉を、ニュースでよく聞きます。英国が欧州連合(EU)から離脱することを指します。「Brexit」は 「British(英国)」 と 「exit(出口)」の混成語です。ブレグジットの背景にも、多国間の経済連携の負の側面があります。

EU加盟国は28か国あり、ルールを決める際にも自分たちの思いだけでは決まらず、決まったルールには従わなくてはなりません。EU内では、人の移動が自由なので、東ヨーロッパなど経済状況が良くない国から、英国への移民が増えたことがきっかけと言われています。

これに対し、アジア圏での経済連携の動きは加速しています。世界の人口の半分、世界の貿易総額の約3割を占める経済圏「東アジア地域包括的経済連携(RCEP、アールセップ)」をめぐる交渉が進められています。

関税の削減など市場アクセスの改善により、地域の貿易・投資を促進。また税関手続きや知的財産、電子商取引などのルールを整備することにより、非関税分野における企業活動を支援します。交渉参加国は、ASEAN10か国プラス6か国(日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、インド)です。

【News Words(ニュースの言葉)】

世界の主な経済連携

  • 欧州連合(EU、イーユー)
  • アジア太平洋経済協力会議(APEC、エイペック)
  • 環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP、通称TPP11、ティーピーピーイレブン)

欧州連合(EU、イーユー)
外交、安全保障、経済・通貨、社会の各分野の統合により、EUの域内取引の障壁を撤廃、貿易の自由化を実現しています。2002年には単一通貨ユーロが発足した。
 

【加盟国(2020年1月現在)】
ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、ドイツ(加盟時西ドイツ)、エストニア、アイルランド、ギリシャ、スペイン、フランス、クロアチア、イタリア、キプロス、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ハンガリー、マルタ、オランダ、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロベニア、スロバキア、フィンランド、スウェーデン、英国(脱退を表明)

アジア太平洋経済協力会議(APEC、エイペック)
アジア太平洋地域の21の国と地域(エコノミー)が参加する経済協力の枠組みです。アジア太平洋地域の持続的な成長と繁栄に向けて、貿易・投資の自由化と円滑化を通じた地域経済統合の推進、質の高い成長の実現、経済・技術協力などの活動を実施しています。

 

【参加エコノミー】
オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、ホンコン・チャイナ(香港)、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、チャイニーズ・タイペイ(台湾)、タイ、米国、ベトナム

環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP、通称TPP11、ティーピーピーイレブン)
日本を含む11カ国が加盟。日本を除く10カ国で99%の関税撤廃が約束されており、物品貿易でのメリットが期待されています。さらに、投資を促進する規定が盛り込まれ、電子商取引などの分野におけるルールも整備しています。

 

【加盟国】
日本、ベトナム、ブルネイ、マレーシア、オーストラリア、シンガポール、カナダ、メキシコ、チリ、ペルー

まとめ

経済連携の脱退や保護貿易主義的な動きを示すのは、米国や英国などかつての覇権国です。経済のグローバル化が進む中で、新たな覇権をうかがう中国の存在が、かつての覇権国の危機感をあおっています。それを端的に示しているのが、「米中貿易戦争」と言われる新旧の経済大国の二国間交渉です。

今後の世界の経済連携を展望する中で、米国と中国の覇権争いが大きく影響を及ぼすことは間違いないでしょう。その中で、日本はどのような経済連携を目指すのかも注目されます。

]]>
箇条書きのコツを取得し、伝わるコンテンツをつくるhttps://doconcrea.com/%e7%ae%87%e6%9d%a1%e6%9b%b8%e3%81%8d%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%84%e3%82%92%e5%8f%96%e5%be%97%e3%81%97%e3%80%81%e4%bc%9d%e3%82%8f%e3%82%8b%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%86%e3%83%b3%e3%83%84%e3%82%92%e3%81%a4/Wed, 21 Aug 2019 03:42:59 +0000https://doconcrea.com/?p=694

長い文章がぎっしりと書き込まれていると、読む側は肩に力が入ってしまいます。コンテンツの中に箇条書きや表を適所に配置していると、文章の要点や内容を理解するうえで助けになります。 箇条書きで言いたいことを整理する コンテンツ ... ]]>

長い文章がぎっしりと書き込まれていると、読む側は肩に力が入ってしまいます。コンテンツの中に箇条書きや表を適所に配置していると、文章の要点や内容を理解するうえで助けになります。

箇条書きで言いたいことを整理する

コンテンツの中の箇条書きや表の役割は、そこに書かれている内容を整理整頓することです。読者は長い文章を読むとき、要点や文章構成を理解しようとします。箇条書きや表があることで、読者のストレスを緩和することが可能になります。

箇条書きにすれば、必ず読みやすくなるわけではありません。読者は箇条書きを読むときに、何かしらのルールを探します。何の規律もなく、単に言葉を並べているだけでは、かえって読者を混乱させてしまいます。

箇条書き項目の階層(レベル)を合わせる

箇条書きは物事を整理整頓するために世界中で活用されています。英語では「bullet point」などと言います。bullet pointは「弾丸の点」と言う意味で、資料の箇条書きの先頭にあるかざり「・」のことです。

箇条書きをするときには、「統一感」が大事です。そのためには、同じ種類のもの同士を「弾丸の点」で並べるようにします。

ケース1
日本企業の強みは勤勉な国民性にあります。規律を重んじ、高品質の製品を世に送り出してきました。これに対し、アメリカ(アメリカ合衆国)企業の強みは多様性の尊重です。異なる考えの人たちが自由な発想を持ち、新しいサービスを送り出してきました。一方、欧州企業は、地球環境保護に関する規制など、厳しいルールを課し、それを守ることで、新しい技術を開発しています。

ケース1は、世界の企業の強みや業績について書かれた文章です。これを箇条書きにしてまとめてみます。

  • 日本企業の強みは勤勉な国民性である
  • 日本企業は高品質の製品を世に送り出した
  • アメリカ企業の強みは多様性の尊重である
  • アメリカ企業は自由な発想で新サービスを生み出した
  • 欧州企業は厳しい規制を守ることで新技術を開発した

まず、箇条書きの主語の中で、階層が違うものがあります。それは「欧州企業」です。
「日本」と「アメリカ」は国です。これに対し、「欧州」は、「アジア」や「北米」などと同じ地域を示します。

欧州とひと口に言っても、ドイツ、フランス、イタリアなどの国が集まる経済圏を指しており、「日本」や「アメリカ」と並列に並べるには多少違和感があります。この場合、言葉の階層(レベル)を合わせるために、欧州をフランス企業にしてみます。

欧州企業は規模しい規則を守ることで、新技術を開発した。
  ⇓
フランス企業は厳しい規則を守ることで、新技術を開発した。

MEMO

箇条書きの統一感を守るには、言葉の階層(レベル)を合わせる前に、種類が同じであることが前提です。
例えば、好きな果物を並べます。

  • リンゴ
  • ナシ
  • メロン
  • トマト

この場合、トマトが果物ではなく、野菜に分類されるため、統一感を損なってしまいます。

箇条書きをグループ分けして整理する

箇条書きに統一感を持たせるためには、それぞれの項目が、同じ種類同士をまとめることが重要です。箇条書きにタイトルを付けてみて、同じ種類かどうかを判断します。

例えば、ケース1の箇条書きで試してみます。

  • 日本企業の強みは勤勉な国民性である
  • 日本企業は高品質の製品を世に送り出した
  • アメリカ企業の強みは多様性の尊重である
  • アメリカ企業は自由な発想で新サービスを生み出した
  • フランス企業は厳しい規制を守ることで新技術を開発した

5つの項目を表すタイトルとして「主要国の企業の強みとその業績」とします。すると、5つの項目には、「強み」と「業績」が混在していることが分かります。以下のように整理してみます。

主要国の企業の強みとその業績

【強み】
・日本企業は勤勉な従業員を抱えている
・アメリカ企業は多様性のある従業員を抱えている
【業績】
・日本企業の製品は高品質である
・アメリカ企業は新しいサービスを生み出している
・フランス企業は新しい技術を開発している

かなり整理されました。ただ、フランス企業の項目だけ、【強み】が欠けていることが分かります。

フランス企業に関する項目を2つに分けると

・フランス企業は厳しい規制を守っている
・フランス企業は新しい技術を開発している
あえて分けるとすると、厳しい規制を守っていることが【強み】で、新しい技術を開発していることが【業績】になります。

ただ、厳しい規制を守ることが【強み】と言うには、違和感があるかもしれません。その場合は、【強み】の3つの項目を言い表すのにふさわしい言葉を考えます。この場合、【特徴】としてみます。

【特徴】
・日本企業は勤勉な従業員を抱えている
・アメリカ企業は多様性のある従業員を抱えている
・フランス企業は厳しい規制を守っている

箇条書きで、自分の文章の欠点を探す

箇条書きにすると、自分の文章に欠けている部分が浮き彫りになることがあります。ケース1の場合は以下の改善点がみつかりました。

  1. 欧州企業ではなくフランス企業とすること
  2. フランス企業の【強み】についての考察(記述)が不足していること

(1)では、階層を合わせるために、「欧州」という大きなくくりの地域から、フランスという国に変更しました。この時、そもそも、主要国の企業についての文章を書く場合、「日本」と「アメリカ」と「フランス」だけでいいのか、中国なども入れるべきなのかなど、文章構成について再考する機会を持つことができます。

(2)では、文章のテーマが「主要国の企業の強みと業績」としたい場合には、フランス企業の【強み】について、再考しなければなりません。ここでも、文章構成の欠点を見つけることができたわけです。

箇条書きのキーワード選びに注意を払う

読ませるコンテンツを作る場合には、箇条書きのそれぞれの項目に使う言葉選びにも注意を払う必要があります。

webサイト向けのコンテンツの場合、文章のエッセンスを要約している箇条書きの項目は、見出し(タイトル)をつくるときと同じ要領で、適切なキーワードを選ぶことによって、読者の関心を引くことが期待できます。

タイトルの付け方を知りたい方はこちら。

箇条書きを整理し、表にまとめる方法

箇条書きの項目を整理して、表にしてまとめると、理解が進みやすい場合があります。ケース1では、主要国の企業の強みと業績をテーマにした文章を箇条書きにまとめました。

【強み】

  1. 日本企業は勤勉な従業員を抱えている
  2. アメリカ企業は多様性のある従業員を抱えている
  3. フランス企業は環境保護意識の高い従業員を抱えている

【業績】

  1. 日本企業の製品は高品質である
  2. アメリカ企業は新しいサービスを生み出している
  3. フランス企業は新しい技術を開発している

箇条書きを表にまとめると以下のようになります。

主要国の企業の強みと業績

国名強み業績
日本従業員が勤勉高品質な製品を生産できる
アメリカ多様性のある企業風土新しいアイデア、サービスを生み出す
フランス環境意識が高い規制をクリアできる技術を開発できる

まとめ

コンテンツのテキストを書くものにとって、箇条書きの技術は強力なツールになります。自分の言いたいことをまとめるのに役立つうえ、読者にもそれを明確に伝えることができるからです。

箇条書きの技術は、プレゼンテーションや資料作りなどのビジネスシーンにも重要であるほか、学生がリポートや論文をまとめるのにも役立ちます。

]]>